
「インド人のカレー屋」
横浜にはインドカレーのお店が多いですね。本格的な本場のカレーが焼きたてアツアツのナンとともにがつがつ食える。都内より断然リーズナブルなお値段で。
そうなの。都内にも美味しいカレー屋はたくさんあるのですが、いかんせん高い。カレーというストリート感あふれる食い物に大枚はたくというのは、どうも得心しがたい。地元バンドのライブで入場料5,000円取られるような。
そこへいくとうちの近所のお店の人全員インド人のカレー屋さんときたら。ランチ780円からで当然飲み物つき、そのうえななんとナンおかわり自由。もちろん美味。子供用カレーもあり、持ち帰りもOK。もう、横浜カレー天国ですよ。
ルーもそうですが、インドカレーならではの楽しみって、なんといっても、ナン。なんなんでしょう、ナン。あの食い物。初めて食べた時の衝撃は忘れがたいものがあります。
まず、あの形状。なぜあのカタチ、あのデカさ。食べる前に視覚でやられます。そして、立ち上る甘みを帯びたフワッフワさくっさくの香り。ぜったい旨い、これ。あちちあちちと指先でちぎって、おもむろにルーにぶっこみ、すくって食う。絶ッつ妙!パンではこうならない。ストンと文字通り腑に落ちる夫婦感、ナン&ルー。
ナン、どうやって焼いているんでしょう。専用の窯とか、あるのかしら。どう考えても普通のオーブンでチン、て形状じゃないですよね、ナン。ピッツアのお店とか、お客からも見えるというかお客に見せるようにどーんと鎮座させたりしがちですが、ナン窯見せてるカレー屋、なかなかないような気がしています。どんな窯?どこで買うの?気になります。
本場インドのほうれん草カレーっつーのも、初めて喰った、否、初めて見た時は衝撃でした。軽くゆでてしぼったおひたし状のほうれん草がルーの中を泳いでいる、そんな絵面を想像していたもので、よもや原型を留めない緑色のどろどろが出てくるたあ、お釈迦様でも思うまいってなもんですよ。「なにこれ!」、口に出していましたよ。
ところがまたこれがナンとの相性抜ッつ群。スパイスの辛味を「まあまあ」と諭しつつ、野菜ならではの甘みとふんわり食感をもって俺たちのお口の中をやさしく包む。家で作れる気がしないメニュー。必ず一皿頼んじゃいます。ほうれん草カレー。
チキンマトン野菜にエビ、キーマや豆などいろいろありますが、皆さん何がお好み?ひと通り頼んでみんなでシェア、そんな感じでいかがでしょう!?
