「カレーいろいろ」
カレーに生卵。
僕はけっこう、施すタイプ。家カレーの場合、1 膳めは軽めによそってノーマルで食べます。ん、異常なし。そして、2 膳めごはんの中央にスプーンでくぼみをこしらえ、そこに生卵を落とします。しかるのちにルーをどばどばと。飲み物具合に拍車がかかって1膳めよりむしろ食うスピードが上がりがち。そこをぐっとこらえて、あと半分というところでウスターソースをさっとかけます。なんにでもウスターソースをかける文化があるという九州人の友人の影響。卵で薄まった味を今一度戻し、皿というリング上で繰り広げられるカレーと米と卵とウスターソースのバトルロワイヤルに酔いしれ、全てを胃袋に流しこむのです。めでたし、めでたし。午後も頑張ろう。
カレーの発展形として札幌を中心に流行のスープカレーなる食い物も、だいぶ市民権を得ておりますね。
職業柄、演奏旅行で札幌を訪れることも少なくないあたくし。何を隠そうスープカレー、ちょいちょいいただきます。
や、美味しいですよ、スープカレー。しかしながらどうもよくわからない点がふたつばかり。
ひとつは、注文してから出てくるまでの異様とも言える長い時間。美味しいとされる大抵のお店で、それはもう、待たされる待たされる。注文通っているのかと不安になるほどに。なに、作っといたスープ、盛るだけちゃうの?野菜等の具材を素揚げしているのがスタンダードなスタイル。だとしても30分揚げないでしょ。なにこの待ち時間。ぱっと来てサッと喰って帰れるのが戦う男たちにとって大きな魅力であるはずのカレー。ことスープカレーに関してはこの利点は当てはまらないので、友よ、要注意。美味しいけどね。
もう一点。札幌の、今まで行ったことのあるお店に関して、ですが、値段が高い。ランチで1,200円とか。北の大地、北海道。お店の経費としてのしかかる地代家賃は、東京や横浜に比べればぐっと安く抑えられるはず。なのにこの高値。ちょっと、ガテンがいきません。いろいろ理由があるのかもしれませんが、出されたお皿をパッと見て感じる値段、せいぜい800円。客とはわがままなものです。1200円、出したくないんだよなぁ。美味しいけどね。
お店で食うカレー、家で食うお母さんのカレー、恋人のカレー、キャンプでみんなで作ったカレー…。あれもカレー、これもカレー、きっとカレー、多分カレー。カレーいろいろ、話はつきません。
まだ何か話しそびれていることがあるような気がします…が、本日はこのへんで。こんど、君のカレーの話も聞かせてくれよ。
またね、サンキュー!